すんごく今さらなのですが、あの「もののけ姫」をも超えた大ヒット作、「君の名は。」をAmazonでレンタルして見ました。
いやぁ〜、これは面白い。
なにが面白いのかって、
完全にヒットを狙って作られている
ということ。
ヒットする映画には必ず含まれる要素があるんですよね。
あの「ウォルト・ディズニー」は、ヒットする要素を研究し、狙ってその要素をぶち込んでいるという噂も聞きます。
たしかに、「ベイマックス」なんかは完全に日本をターゲットにして作られた映画ですよね。
では、その「売れるコンテンツの要素」とは何なのか?
正解はないのですが、少し考えてみました。
ネタバレも含まれるのでまだ見ていない人はこちらから見ましょう。
先に結論を言うと、次の要素が重要なのではないかと考えています。
【売れるコンテンツの要素】
- リアル感
- ファンタジー
- 恋愛
- 2割理解できない
リアル感
「君の名は。」を見るとわかりますが、ターゲットは完全に高校生や大学生です。
そして、そのターゲット層が共感しやすい描写が数多くあります。
学校帰りにカフェに行き、オシャレなデザートなどをスマホでパシャりするなど、目の前でリアルに高校生を見ている気分になります。
ファンタジー要素
「君の名は。」は、設定がかなり現実離れしています。
男子と女子の体が入れ替わる。
設定としてはかなりベタですが、それが逆にシンプルで良い感じのファンタジー感が出ています。
恋愛要素
恋愛は、ほぼどんな映画にも含まれる鉄板の要素です。
アメリカ映画を見ると必ずキスシーンが出てきますよね。ストーリー上、恋愛要素がまったく必要なかったとしても無理やり押し込んでくることもありますし。
恋愛要素を入れることで、ストーリーがおかしくても観客はなんとなく共感してしまうものなのでしょう。
2割理解できない
良いコンテンツとは、「少しの謎」を残すもの。
「君の名は。」のストーリーは、時空を超えたストーリーが展開されていきます。
しっかりと集中しないと、「あれ?これはどの時代だ?」と取り残されてしまうんです。
これを見て思い出したのが、映画「インセプション」
インセプションでは、誰か夢の中に潜り込むのがメインテーマ。途中から夢の中のそのまたさらに夢の中にまで進んでいきます。
最終的には、夢を5ステージくらい潜り込むので集中して見ていないと全然わかりません。
ですが、めちゃくちゃおもしろいんです、これが。
だからあれだけヒットしたのでしょうね。
「君の名は。」のストーリーはインセプションほど複雑ではありませんが、時空を超えたり、伏線を張ったりしているので、見終わったあとに少しの謎が残るように作られています。
ただ、ターゲットである高校生や大学生が理解できるようなレベルに留めているバランス感も素晴らしいと思いました。
さいごに:2回見たらすべて理解できる
今回Amazonレンタルで見てよかったと思うのは、「48時間以内なら何度でも見れる」こと。
うちには小さいこどもがいるので、寝かしつけてから奥さんと一緒に見るのですが、どうしても途中で子どもが起きてしまいます。
寝かしつけているうちに自分も寝てしまうことが多々あるので、48時間の猶予があるのは非常に助かりました。
大ヒット作には必ず要因がある。
では、その要因とはなんだろう?
そんな視点で映画を見るのも面白いかもしれません。