iPad Pro10.5インチ用のSmart Keyboard (英語配列)を1年ほど使用したので、レビューをします。
本来なら「良い点」と「残念な点」をまとめてレビューするのですが、かなり長くなってしまったため、記事をふたつに分けました。
この記事では、良い点や、どう生活が変わったのか、という点にフォーカスしてレビューしています。
スマートキーボードが高くて購入を踏みとどまっている人への参考になれば幸いです。
これは何?
・Apple純正品「Smart Keyboard 10.5インチ用」
(iPad Pro 第2世代用、英語配列)
なにができる?
・iPad Proが「文章入力マシン」になる
どこが良い?
・どこでも仕事ができるようになる
・少し跳ね返りがあるので指が疲れない
・タイピングが静か
・コーヒーをこぼしても大丈夫
何に使える?
・メールやブログ記事作成
・打ち合わせ
ひとこと
・ウェブデザインやプログラミングをしない仕事をしている人は、スマートキーボードをつけるだけで仕事が完結すると思います。
それでは、詳しくレビューしていきます!
イマイチな点はこちら:Smart Keyboard 10.5インチ用(英語配列)レビュー:ここがイマイチ
目次
Smart Keyboardで何ができるようになる?
まず、スマートキーボードで何ができるのかを再確認しましょう。
▼iPad Proが文章入力マシンにメガ進化。iPad最大の弱点が解消されます
▼縦置きにすると、YouTubeやamazonプライムなどが見れる観賞モードに
▼カバーの役割もあるので、液晶画面を完全に保護できます(背面は保護できません)
Smart Keyboard(10.5インチ用)の良い点
打鍵感が最高。跳ね返りがあって指が疲れない
まず、気になるのが「打鍵感」。なんたってキーボードですからね。
結論からいうと、予想よりはるかに打鍵感が良いので驚きました。
薄いキーボードながらも若干の跳ね返りがあり、1〜2時間入力しても指が疲れません。「Magic Keyboard 2」に近い打鍵感があります。
・バタフライキーボードで指が痛い人は、マジックキーボード2を使うと幸せになれる
私の場合、毎日1万文字以上はライティングをします。購入前は「さすがにガチの文章入力は難しいだろうな」とあまり期待していませんでしたが、普通にできました。「MacBook Pro 2018」のバタフライキーボード(第3世代)より、圧倒的に打ちやすいです。
慣れたら高速タイピングが可能になります。キーストロークが低く、指を前後に「ささー」っと動かし、「タタタター」っと軽いタッチで打ち込めます。もちろん、タイピングの遅延も一切ありません。
サラサラの触り心地で手汗をかいても問題なし
肌ざわりが「サラサラ」していて、すっごく好みです。
私は手汗が多い体質。MacBook Proでタイピングをしていると、手汗でキーボードが指にくっつき、タイピングしづらくなってくるんです。そんな経験、とくに男性ならありませんか?
しかし、スマートキーボードは生地がサラサラしているため、長時間タイピングしてもサラサラ感が持続します。これはかなり快適!
耐水性抜群。コーヒーをこぼしても大丈夫
これは安心。
スマートキーボードは特殊な素材で作られていて、耐水性があります。
コーヒーがこぼれても大丈夫です。子どもがジュースや牛乳を倒しても、激怒せずに優しく注意できます(ただし、ニオイは残るでしょうから、やはりこぼさないほうがいいですが…)。
また、パソコンのキーボードのように、隙間からホコリやゴミが入って壊れることもありません。これはMacBook Proにも搭載してほしい…。
スマートキーボード、耐久性は抜群です。
縦置きスタンドの角度が絶妙
スマートキーボードは、縦置きでも使えます。これがYouTubeやamazonプライムを見るのに便利。
一部のユーザーからは「縦置きの角度が高い」と不満があるようです。しかし、私は逆にこの角度のほうが見やすく感じます。
というのも、角度が斜めすぎると、かなり近くで見れてしまうため、目にあまり良くないからです。角度が高いと、遠くに置かざるをえません。必然的に目への負担が減ります。
また、私は布団で横になりながらiPadを見ることが多いのですが、角度が高いと画面を楽に見られるようになります。角度が低いと、覗き込む体勢になって首がしんどかったんですよね。
ちなみに、縦置きモード中はキーボードを押しても反応しません。
バッテリー不要。充電や電池交換を気にする必要なし
スマートキーボードはiPadの電力で動きます。「やっべー電池なくなってきた!」とハラハラすることはありません。楽ちん!
液晶画面を優しく保護できる
液晶画面を保護する面が、モフモフした柔らかい生地でできています。画面に遠慮することなく、勢いよくカバーを閉じることができます。
十字キーが押しやすい
バタフライキーボードの欠点、それは、押しにくい十字キー。特に上下キーが小さく薄いので、目線を落とさないとうまく押せずイライラ…。
でも、スマートキーボードだと凹凸があるので押しやすいんです。タイピングが邪魔されません。
Apple Pencilを使う絶妙な角度になる
「Apple Pencilが使いにくい角度になるんじゃ?」と思った方がいるかもしれません。
しかし、これがちょうどいい角度に設定できるんです。
Apple Pencilで画面を強めに押してもグラつきません。Lightroomアプリを使った写真のレタッチも快適にできます。
スマートキーボードを使ってどう生活が変わったのか?
スマートキーボードを使うことで、生活や仕事にどうプラスの影響があったのかをまとめます。
文章入力に集中できる環境が手に入る
スマートキーボードを使うと、文章入力に100%集中できるようになります。
MacBook ProやAirって、多機能であるがゆえに、他のことに気が散ってしまいやすいんですよね。ADHDの症状が強い私にはなおさらです。
それがiPad Pro(10.5)だと、画面がさほど大きくなく、スペックもMacBook Proに比べると劣ります。よって、ひとつのことをせざるを得ない。これが逆に集中力を高めてくれるんです。
カフェにiPad Proを持って行き、文章作成だけに集中することが可能になります。
ブログ更新のサブマシンとして使える
私のメイン機は「MacBook Pro 2018」。基本的にはこれでブログを更新します。
写真をLightroomでレタッチして、アイキャッチは Photoshopで作成し、Ulyssesで文章を書き、WordPressにアップする。
これって、実はもうiPadでも出来てしまうんですね。どのアプリもiPad Proと同期可能です。
使い勝手はやはりMacBook Proのほうがいいですが、壊れたときのためのサブマシンにできると確信しました。
(ただし、Webデザインやプログラミングはできません。あくまでもブログ更新のためのサブマシンです)
リビングや外出先などで、ブログの誤字脱字をサッと修正できるようになったのも地味に嬉しいです。
隙あらば仕事ができるようになる
私は、すきあらばどこでも文章を書いたり仕事をしたい人間なので、外出時はiPad Proを必ず持ち歩くようになりました。
実家に子どもを連れて行き、祖父母と子どもが遊んでいるときに時間ができるので、そこでチャチャっと仕事ができます。マインドマップを作ったり、メールを返信したり、文章の構成を作ったり。
どこでも仕事ができる環境になるので、「自分に言い訳ができない」ともいえるかもしれません。私は1分1秒を生き急ぎたい人なので、この環境は大歓迎です。
膝の上に乗せても安定したタイピングができるので、電車でも使えます。寒い季節は、布団に入ってタイピングしたり。
寝るとき、書斎にあるMacBook Proを布団まで持っていくのが面倒なので、布団の横にiPad Proを置いて、何かあればすぐに仕事ができる状況にしています。
まとめると、時間を効率的に使えるようになりました。「人生の時間が増えた」といっても過言ではありません。
軽い外出や打ち合わせならこれだけで十分に
近くのカフェで軽く仕事がしたいときや打ち合わせなどは、iPad Proだけでこと足りるので、カバンがとても軽くなります。
スマートキーボード(10.5用)の重さは約250g。iPad Proと合わせると、わずか750gに!
MacBook Pro 13インチが約1.3kgですから、重量がほぼ半分に減ります。カバンに入れるとわかりますが、めちゃくちゃ軽いです。
iPad Proはそもそもハイスペック。プログラミング以外ならほとんどの作業ができます。相手に資料を見せるのはiPad Proのほうが便利ですし、Apple Pencilがあればメモもさっと取れます。ホワイトボードにアイデアをまとめたら、iPad Proのカメラで撮影し、その場でシェアもできる。
むしろ、打ち合わせならiPad Proのほうが便利です。
Smart Keyboard(10.5インチ用)はこんな人におすすめ
スマートキーボードは、次のような人におススメです。
- Macを持ち出すことなく、外出先で文章を書きたい
- 軽い打ち合わせに重たいMacBook Proを持っていくのがツラい
- カフェでブログを書きたい
- どこでも仕事ができる環境に自分を追い込みたい
以上、「Smart Keyboard(10.5インチ用 英語配列)」の感想レビューでした。
▼購入はこちら
「え、イマイチなとことか、不満な点はないの?」と疑問に思う方、安心してください、もちろんあります。
長くなってしまったので別記事にまとめました。