MX ERGO(mxtb1s) 使用レビュー:ロジクールのハイエンドトラックボールマウス

mxergo

ロジクールのワイヤレストラックボールマス、「MX ERGO」のレビューです。

実際に使用し、良い点や不満な点に加え、同ブランドのマウス「M570t」との使用感も比較しました。
はじめてトラックボールマウスを使う人や、M570tユーザーへの参考になれば幸いです。

これは何?

・ワイヤレスのトラックボールマウス

 

良い点

・カーソル移動が爆速になる

・前腕への負担が大幅に減る

・レシーバーなしで接続できる

 

イマイチな点

・持ち運ぶには重い(260g)

・充電コードが抜きづらい

・価格が高め

 

ひとこと

・これを買えば今後5年は買い換えなくていいと思う

MX ERGO:何ができる?

まず、MX ERGOができることをざっくり見ていきましょう。

▼角度を変えられる

20度

0度

マウスの角度を0度か20度で選べる。20度では、通常のマウスに比べて筋緊張を20%軽減する。

▼カーソル移動は親指で、爆速に

トラックボールマウスなので、カーソルを移動するのに使うのは親指だけ。疲労感がぐっと減る(私が写り込んでいますね…)

▼縦だけじゃなく、横にもスクロール可能

ホイールを左右に倒せる設計で、左右にスクロールできる。この便利さについては後述。

▼さよなら、乾電池

便利な充電タイプ。乾電池を買う必要なし。

MX ERGOの良い点

MX ERGOの良い点や、満足しているポイントについて。

指、腕の負担が圧倒的に減る

普通のマウスだと、カーソルを移動する時は腕全体を動かす必要があり、そのぶんスペースも必要になります。

しかし、MX ERGOはトラックボールマウス。親指でボールをクルクル回すだけで、カーソルを縦横無尽に、爆速で動かすことができます。

私はMacBook Proを使っていて、カーソルが画面の右下や左下に行くと特定の動作が行われるショートカット(ホットコーナー)を登録しています。トラックボールマウスだと、この動作を一瞬でできるため、作業効率が大幅にアップするんです。

レシーバーなしでBluetooth接続ができる

MX ERGOは、Bluetooth接続で使用できます。Appleのマジックマウスを使っている人にとっては当たり前かもしれませんが、従来のロジクールマウスだと、レシーバーをパソコン側に挿して使用する「Unifyingタイプ」が一般的なんですね。

しかし、Unifyingタイプだと、USBポートをひとつ占領してしまうのがデメリット。

USB端子が占領される

(USB端子を占領する)

さらに、私が使用するMacだと、レシーバーとの相性が悪いのか、接続がプツプツ途切れることもありストレスを感じていました。

しかし、Bluetoothだとレシーバーがなくても接続できるため、USBポートは必要ありません。接続が切れる不具合も、遅延も一切なし。

私のPCは「MacBook Pro 2018」で、USBハブを使って接続してたのですが、USBハブのポートって意外と少ないんですよね。

ちなみに、PCにBluetooth接続機能がない場合、付属品のレシーバーを使って無線接続ができます。

レシーバーで使える

充電式は正義

mxergo battery

MX ERGOは、バッテリータイプなので、乾電池は必要ナシ。

「フル充電だと4ヶ月は使える」と公式が発表しています。つまり、充電するのは1年に3回。なんという燃費の良さ!

充電が切れても充電コードを差しながら使えるため、「バッテリーがなくて作業ができない・・・!」なんてことにはなりません。

Macでも戻る、進むボタンが使える

Macでも戻る進むボタンが使える

この世のマウスは、ほとんどがWindowsでの使用を想定しており、Macだと「戻る・進むボタン」が使えないこともあります。

しかし MX ERGOでは、問題なく使えます。Windowsユーザーからすると「何を当たり前のことを」と思われるかもしれませんが、Macユーザーにとっちゃ死活問題なんですよね・・・。

インターネットで調べものをしている時、進む・戻るボタンを使えるかどうかで作業効率は大きく変わります。

チルトホイールが使える

チルトホイール

MX ERGOのホイールは左右に倒すことができ、このような構造を「チルトホイール」と呼びます。通常のマウスだと上下にしかスクロールできませんが、チルトホイールがあることで左右にもスクロールができるようになります。

左右に長くなったエクセルファイルをスクロールできたり、地味に作業効率がアップするんです。

なお、チルトホイールには機能を振り分けることもでき、たとえば、自分がよく使うキーボードショートカットを登録することもできます。

私はタブ移動のキーボードショートカット(Control + Tab)を登録していて、タブ移動が爆速になりました。

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Flow機能:2台のパソコンでペアリングができる

パソコン2台でつかえる

MX ERGOにはFlowという機能があり、2台のパソコンで同時に使えます。上記の画面で登録し、マウスにある「1」と「2」のボタンで切り替えます。

mxergo12

「Mac と Windows」といった、違うOSでも使用可能で、Macをデザイン用、Windowsをその他の作業用として使っている場合でも、マウスを使い分ける必要がありません。コピペやカーソル移動も問題なく使用できます。

私はあまりFlow機能を使いませんが、職場で2台のパソコンを使っているときや、パソコンを外部ディスプレイに繋げられない時にも便利ですね。

地味に使える「精密モード」

MXには、精密モードという機能がデフォルトで設定されています。

これ、なんなのかというと、カーソルをとてもゆっくり動かせるのです。

(ボールの右にあるボタンを押すと精密モードに)

実際に見てみましょう。早く動くカーソルがデフォルトで、遅いのが精密モードにした場合です。

精密モード

gif画像なのでカクカク表示されますが、実際にはもっと滑らかにカーソルが動きます。

私はカーソル移動をかなり早い移動速度にカスタマイズしているのですが、写真のレタッチなど、バーを小さく調整したいときもあります。

こういうときに精密モードにすると、カーソルが小さく動くようになるため、露光量やホワイトバランスなど、微調整がしやすいんです。フォトショップやイラストレーターなど、グラフィック系のソフトをよく扱う人は重宝します。

精密モードが必要ない場合は、別のボタン機能を振り分けられます。

MX ERGOの不満、微妙な点

MX ERGOは素晴らしいのですが、すこし不満な点も。

20度にしても疲労感はあまり変わらない

20度

0度

MX ERGO、最大の特徴といってもいいのが、0度と20度で角度を変えられる点。ロジクールによると、20度は人間本来の姿勢で、手首の負担が大幅に軽減されるとのこと。

しかし、正直に言って微妙です・・・。

2週間ほど20度で使ってみたのですが、腕が疲れたので、結局は0度に戻しました。

人によって相性があるのでしょう。私はM570tに慣れていたので、0度がやっぱり落ち着きます。

充電コードが抜きづらい

充電コードが抜きづらい

充電コードを指す部分がかなり硬いです。充電コードを指すときは問題ないのですが、力を入れて引っ張らないと抜けません。差し込み口がいつか壊れそうで怖い・・・。

これは残念でした。

ロジクール M570tとの比較

同じくロジクールのトラックボールマウス「M570t」との違い、比較をしてみました。

MX ERGOのほうがマットに仕上げられていて、ハイエンドモデルだけあって高級感が漂います。手触りもしっとりする感じ。

M570tも悪くはないのですが、MX ERGOと比べると「プラスチック感」が目立ち、安っぽく感じてしまいます。

mxergo

MX ERGO

ロジクールトラックボールマウスM570t

M570t

MX ERGOを導入する前、私はM570tユーザーでした。以前にレビューをしているとおり、非常に気に入っていました。

関連:すぐに慣れる!「トラックボールマウスM570t」は最高におすすめ

しかし「乾電池タイプ」が面倒なのと、接続がプツプツ途切れてカーソルが変な挙動を起こす現象が多発したため、買い替えを決意しました。1年半は使っていたので、ちょうどいいタイミングだったのかもしれません。

MX ERGOとM570tをどちらも使ってみて、MXが良いと思う点は次のとおり。

  • Bluetooth接続で使用できる(レシーバーがいらない)
  • 乾電池が必要ない

Bluetooth接続に関しては、先ほどもお話したとおり。USB ポートを占領せず、便利です。イライラしていた接続が途切れる問題も解消され、作業中のストレスはなくなりました。

また、乾電池を買う必要がないのもやっぱり便利ですね。今の時代はバッテリータイプが主流ですし。

使い勝手はそんなに変わらない気がする

一方で、使用感という面で言えば大きな違いはないように思います。

M570tに比べてはるかに疲労感が減ったかと言うと、そうでもありません。どちらも疲労をあまり感じないように設計されているので、どちらも優秀です。

ただし、 MX ERGOは重さが260g 、M570tは170gなので、MX ERGOの方がデスク上で圧倒的に安定します。M570tは腕に力が入ると、マウスが簡単に動きます。するとカーソルも微妙に動くのですが、MX ERGOだとそれはありません。

進む・戻るボタンはM570tのほうが押しやすい

「進む・戻るボタン」は M570tのほうが大きく、押しやすいです。MX ERGOのは少し小さい。ただ、ここは慣れるので特に問題ないかと。

レシーバーを収納できなくなった

M570tでは、レシーバーを本体内に収納できました。

ワイヤレスレシーバーをマウスの中に収納できる

しかし、MX ERGOではレシーバーを収納スペースが削除されてしまいました。これは残念。

MX ERGOはどんな人にオススメか

M570tなど他のロジクールマウスを使用している人

M570tを使っていて、レシーバーをつけるのが面倒な人や、接続がブツブツ切れてストレスになる人は、買い替えをおすすめします。

私自身、M570tの使い勝手自体には満足していましたが、接続が途切れるのがストレスで買い替えを決意しました。高い買い物でしたが、接続トラブルはなく、乾電池も必要ないので大満足です。今後5年くらいは使えたらいいなと。

逆に接続トラブルがさほど気にならなかったり、そのような現象が起こっていない場合、壊れてから買い替えてもいいと思います。

デスクが狭い、汚くなりやすい

トラックボールマウスは、ボールを操作するだけで完結するため、マウスを動かす必要がありません。スペースを必要としないため、デスクが小さい、本やノートなどで狭くなりやすい場合に威力を発揮します。

トラックボールマウスを使ったことがない人

トラックボールマウスを使ったことがない人は、早めに使うことをおすすめします。作業効率が何倍にも上がり、疲労感が減ります。

そんなに高いものは買えないという場合は、M570tでもいいから使ってみてほしいですね。ロジクールのトラックボールマウスはほんと最高なので・・・。

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