私は人より集中力がまったく続かず、注意力が散漫で思考があちこちに飛んでしまう、ADHDの症状があります。また、フリーランスで仕事の自由度が高すぎるがゆえに、セルフマネジメントがむずかしい。
そんな私がApple Watchを使って思ったことは、
ADHDは絶対にApple Watchを使ったほうがいい
ということです。
注意力が散漫だったり、集中力が続かない人にとっては、Apple Watchは救世主です。通知機能が秘書のような働きをしてくれるので、仕事やプライベートで大活躍しています。
この記事では、Apple Watchがどのように私を助けてくれたのか、実体験をもとにお伝えします。
目次
ADHD:集中力が続かない、注意力が散漫
「ADHD」とは、不注意、多動性、衝動性という3つの症状からなる脳の障害です。
- おっちょこちょい
- ケアレスミスが多い
- 何もしていないとソワソワする
- 人の話を最後まで聞けない
- 会話の内容がコロコロ変わる
私はこれのすべてに当てはまるのですが、もっとも強く現れる症状は2つ。
- 忘れやすい
- 集中力がない
とにかく忘れやすい
ADHDの代表的な症状が、「忘れっぽさ」です。
財布を忘れる、なくすなんてあたり前。コンビニへ自転車で行ったのに、歩いて帰ってくる。駅まで自転車で行き、駐輪場に忘れて帰ってくる。私にとっては日常茶飯事です。
ただ、さすがに自分でもひどいなと思ったのは、メルカリ発送のためにコンビニへ行こうと外出して、忘れてそのままスーパーへ行ったこと。さすがにヘコみました。
嫁から口頭で何かを頼まれたときは、120%忘れるため、LINEで依頼してもらうことにしています。それでもかなり忘れるんですけど・・・。
集中力がまったく続かない
私は幼い頃から、注意力がとにかく散漫でした。小学校の通信簿のコメント欄には、「注意力がない。落ち着きがない」と必ず書かれていました。
自分でもショックだったことがあります。
私が通っていた小学校では、お昼休みに「生徒がテレビで校内放送をする」というイベントがありました。
私にも登板が回ってきて、校内放送に出たときのこと。放送を終えて、教室に帰ってくるなり、先生が「お前、なんで体を前後に揺らしてたんだ?」と一言。聞くところによると、お辞儀をするように、私が体を前後に揺らしていたのだとか。もちろん私は無意識。
ホラーですよね・・・。自分でも自分が怖かったです。
他にも、ADHDの症状で苦しんでいることは無限にあります。
- パソコンで仕事をしていても、気づいたらYouTubeでバスケットやゲーム実況を見ている
- 8時間寝ないと翌日は頭がぼーっとして、思考が飛び飛びになる
- 視界の外で誰かが貧乏ゆすりをしていると、それが気になって作業に集中できない
さて、私のADHDの症状がどれだけヒドいか、わかっていただけたでしょうか。
ところが、Apple Watchを使うと、これらの症状がかなり改善されたんです。
Apple WatchはADHD対策になる
Apple Watchの主な機能は、なんといっても通知機能。
「ただの通知機能でしょ」と買う前に思っていましたが、腕にスマホをくっつけるような感じで、バーチャル秘書のように使えるんです。
結果、仕事の効率が劇的にアップしました。というか、やっと普通の人間に並ぶことができました。
通知がくるので絶対に忘れない
- 絶対に忘れてはいけない案件
- クライアントへのメール返信
- 税金などの支払い
- メルカリの発送
などなど、 これらのタスクを登録してけば、Apple Watchが手首でブルブルっと震えて教えてくれます。
Apple Watchを買う前までは、自分でTODOリストをチェックしていましたが、これすらもADHDには難関で、見ること自体を忘れてしまうんです。
でも、Apple Watchなら一度登録しておけば、あとは自動で「これやっとけよ」と教えてくれる。まるで秘書ですね。秘書を雇ったことないけど。
音が鳴らないので、カフェで作業をしているときも誰かの迷惑にならないのも嬉しいポイントです。
ポモドーロ・テクニックを生活の一部に組み込める
「ポモドーロ・テクニック」とは、どこかの偉い学者さんが開発した方法。科学的に集中力を高める方法で、仕事を効率化できます。
ポモドーロ・テクニック
・25分集中する
・5分休憩する
これを繰り返すだけで、リズムに乗ることができ、仕事に集中できます。
自分でタイマーをセットするなり、Macのアプリを使うなりしてやってもいいのですが、やはりそれすらも面倒なんです。
Apple Watchではそれが自動でできる「Be focused」というアプリがあります。240円くらいするのですが、買い切りなので安心。
25分終わったら、ブルブル震えて「5分休憩しろ!」と通知があり、5分の休憩が終わったら「仕事にもどれ!」と教えてくれます。
それぞれにタスク名を設定できるので、「今、自分が何をやっているか」がわかるのもメリット。
また、「25分でどれだけの作業ができたか」がわかるので、自分の能力を測ることができ、改善につなげることができます。
Apple Watchに話しかけるだけでタイマーセット
Apple Watchは、タイマーをセットするのも数秒で終わります。お昼寝に入る前にアラームをセットしたり、カップラーメンで作ったときにiPhoneを取り出すことなくタイマーをセットできます。これが本当に便利なんです。
「Apple Watch 4」の場合、手首を持ち上げて「タイマー20分」と言うだけでタイマーをセットできます。「Hei, Siri」と言う必要すらありません。
この流れがとてもシームレスで、Appleが目指す人間とテクノロジーの融合をダイレクトに感じます。
iPhoneを遠隔で鳴らすことができる
ADHDに限りませんが、iPhoneが見つからないこと、けっこうありますよね?子どもがどこかに隠して、場所がわからなかったり。
そんなときは、Apple WatchからiPhoneを探すことができるんです。Apple Watchを操作すると、iPhoneから「ピピー」と、音を鳴らすことができます。
私は3時間ごとに「あれ?iPhoneどこいった?」と探すようなダメ人間なので、本当に重宝します。
ムダにiPhoneをいじることが減り、1日の時間が増えた
Apple Watchを使う前は、iPhoneを一度開くともう終わり。メール返信を終え、「ついでにツイッターも見ておこう。あ、そういやヒカキンさんは動画アップしてるかな?見ておくか」と、完全にどこかへいってしまうんですね。
Apple Watchを買う前は、「なんで通知のために5万も払うんだよ」「完全にApple信者向けのガジェットだろ」と、かなり斜めから見ていました。
ですが興味はあったので、「気に入らなかったら売ればいいや」の気持ちで買いました。Appleで買うと気に入らなければ返品できますし。
ただ、今はApple Watchをなくすのがとても怖いです…。
自分をしっかりマネジメントできる人は、おそらくApple Watchは必要ありません。また、「予定は紙で管理したい」という人もいらないのかなと。
ただ、私のようにADHDのような症状があったり、セルフマネジメントに困っている人は、Apple Watchを使ってみてもいいかもしれません。私はやっと普通の人間レベルになることができたので、ほんとに買ってよかったです。
Apple Watchを1日の中でどう使えるかを知りたい場合、この本がわかりやすいです。
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目の前の仕事に集中するためのApple Watch起きてから寝るまでの使い方が分かる本
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