うつの時のカウンセラーの選び方

 

いざ「カウンセリングを受けてみようかな?」と思っても、場所や料金以外に悩むのがカウンセラーの選び方です。

 

特にうつ病の時は判断することが困難になっているので、さらに悩むことが多いと思います。

 

「年上?同世代?それとも年下がいいの?」

 

「同性がいいの?異性がいいの?」

 

「臨床心理士?それとも公認心理師?ほかの資格を持っている人でも大丈夫?」

 

「いろんな療法があるけど、どの療法を使えるカウンセラーがいいの?」

 

そんな悩みを解消する方法を、私の経験を交えてお伝えしたいと思います。

 

私がたどり着いた結論

 

私の場合、カウンセリングを受けられるところが近くにたくさんありました。

 

ホームページをいろいろ見るのですが、どれが正解がわかりません。

 

選択肢が多かったので、逆に悩んだのかもしれません。

 

しかし、実際に受けてみて思ったこと、、

 

それは、

 

「そんなことは全然重要じゃなかった!」

※そんなこと=カウンセラーの年齢、性別、資格、療法

 

です。

 

私の体験から

 

まずは、私が体験したことをお話ししましょう。

 

カウンセリングを受けてみようと思った時期に、精神科の先生にそのことを伝えました。

 

すると、先生は「大学でカウンセリングをしてくれるところがあるよ。」という情報をくれたのです。

 

早速調べてみると、料金がとても安く通うことができる範囲でした。

 

私にとって、「安くて通うことができる範囲」という第一段階はクリアしました。

 

つぎは第二段階の気になる「カウンセラーの資格と性別」です。

 

その大学では、基本的には臨床心理士の資格を持った人が担当です。

 

担当カウンセラーは男性も女性もいることもわかりました。

 

そのおかげで、失敗してもいいかぐらいの気持ちで申し込むことができたのです。

 

無事に初回のカウンセリングの日程が決まりました。

 

初回のカウンセリングの担当者は決まっていて、その後に継続してカウンセリングしてくれる担当者を決めるというシステムでした。

 

受ける前は、「担当は臨床心理士の男性で、できれば年上の方でお願いしたいな。」となんとなく考えていました。

 

しかし、実際に初回のカウンセリング(インテーク)の時です。

 

ふと、同席していた女性の大学院生(歳も20ぐらい離れていると思います。)がいいなと思ったのです。

 

その院生とは挨拶しかしていなかったのですが、なんとなくそう思ったのです。

 

もしかしたら、「大学院生のほうが料金が安くなるからいいか。」という考えもあったかもしれません。

 

しかし、実際に受けてみてもう10回以上になりますが、つくづくこの人でよかったと思うことができます。

 

そして、これからもこの人にカウンセリングをしてもらいたいと思うのです。

 

私は他にもカウンセラーという名の人(年齢も性別も経験もバラバラ)と3人ほどカウンセリングをしてもらいました。

 

それでも、やはりその大学院生が私にとっては一番だと思うことができるのです。

 

確かに、使用できる療法や技術に関しては、知識や経験のある人には劣るかもしれません。

 

でも、何を持っていたかというと、誠実さと相手を理解しようという気持ちだと感じます。

 

カウンセリングにカウンセラーの年齢や性別は影響する?

 

選べるなら、はじめは気にならない方でいいと思います。

 

会うたびに緊張したり、苦手意識があるときはカウンセリングの効果が薄くなる可能性があるからです。

 

しかし、私の経験からいうと、全く関係ありませんでした。

 

カウンセリングは安心して自然体で受けることができることが一番大切なのです。

 

カウンセリングの効果が出やすいということです。

 

信頼関係を築くことができるなら、カウンセラーの年齢や性別は関係ないといえるでしょう。

 

カウンセリングにカウンセラーの資格や療法は重要じゃないの?

 

資格に関しては一定基準の知識や訓練を受けた証なので、参考にしてもよいと思います。

 

一つ気を付けたほうがいいと思うのは、通信講座で得られる資格のみを書いてある場合かもしれません。

 

私は過去に通信講座も受けたことがあります。

 

知識が得られるので、通信講座を否定するわけではありません。

 

しかし、生身の人を相手にした訓練が受けられないのです。

 

私が学校で実際に訓練を受けてみてわかったのは、実践経験で得られるものは段違いだということです。

 

なので、通信講座だけで実践経験を積んでいないというカウンセラーは、私はちょっとおすすめしません。(私もはじめは通信講座だけでスタートを切ろうとしていましたが、、)

 

療法に関してもたくさん使用できる療法が書いてある方が安心しますよね。

 

重要なのはあなたの現在の状況を見ることができ、それに応じた療法を提案できるかだと考えます。

 

けど、ご安心ください。

 

一定の知識や訓練を受けた人ならある程度の療法について学んでいるのです。(そういった面では、臨床心理士や公認心理師は安心材料になるでしょう。)

 

いろいろ理由を書きましたが、結局は資格も療法も参考程度に考えるだけでいいと思います。

 

ホームページに書いてある資格や療法ではそんなに悩む必要はないということが言いたいのです。

 

まとめ

 

カウンセラーを選ぶときに、年齢、性別、資格、療法はあまり気にしなくていいということが伝わりましたか?

 

選ぶ際の優先順位第一位が、

 

「カウンセラーの在り方(カウンセラーの心の状態、考え方、相手のことを想う気持ち)」

 

です。

 

あとはおまけ程度で考えて大丈夫だということです。

 

カウンセラーの在り方は、実際に会ってみないとわかりません。

 

なので、とりあえずカウンセラーに会いに行ってみましょう。

 

「もう一度会ってみてもいいかな?」と思えたらそれでオッケーです。

 

そこは自分の直感を信じていいと思います。

 

カウンセラーを変えるのに遠慮はいりません。

 

もちろんあなたが悪いわけでもありませんし、単に相性が悪かっただけなことが多いです。

 

次の予約を取るように促したりするのは明らかにダメなカウンセラーなので、遠慮なく次のカウンセラーを探しましょう。

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